2019年2月11日月曜日

現在の二刀流をリサーチ。そして新たな出会いが!

リバ剣を決意したのは2009(平成21)年秋


「30年ぶりに剣道をやろう!」「二刀でやろう!」「子供の頃の夢を、一つ実現させよう!」


 そう決断した晩のこと、まず現在の剣道界のリサーチをしようとPCに向かい、全日本剣道連盟のHPを開いた。(リバ剣を決意したきっかけは、こちら
 手当たり次第に記事を読みましたが、チンプンカンプンでしたね。記事に出てくる人名も誰一人わからないし、取り上げられてるいろいろなイベントもなんだかよくわからない。あまりのブランクの長さに改めて気付かされました。

 で、“お勉強”はあきらめて、動画を検索することに。
 小学生から一般まで、立合いの動画を深夜まで見続けた。
 そして、お目当ての二刀者の立合いの動画にたどり着きました。

二刀流(片手刀法)の継承が、断絶してるのか?


 大学生の二刀者、市民剣士の二刀者、高段者の二刀、二刀でその頃の最高位の方など、現在の二刀の立合いの動画を見れば見るほど、「あれっ????」って感じ。
 
 私が子供のころ、昭和40年代から50年代に見ていた二刀と全然違う。
 私の知っている片手刀法とは、まるでほど遠いものに見えました。
 諸手左上段の理合のまんま、右手に小刀を補助的に持って剣道をやっているという感じです。

 古流を学んだわけでもなく、ただ全剣連が定めた規則の範囲内で、自分で工夫なさって二刀をやっている方々。それはそれでいいと思います。ご本人の自由ですからね。
 しかし私には、二刀の醍醐味、片手刀法の醍醐味がまったく感じられなかった。
 二刀の理、片手刀法の理が継承されていない、断絶してしまっている、そう思いました。とても寂しい気持ちになったのを覚えています。

二天一流武蔵会との出会い、そして衝撃の動画


そのあと、ちょっと気持ちを切り替えた。
 「二刀を基本から教えてくれるところを探そう。古流だ。二天一流の道場を探してみよう」
 検索でヒットしたのが「二天一流武蔵会」。二天一流の形稽古だけでなく、竹刀稽古もやっているらしい…… 師範の立合の動画…… 再生……

   「これだあぁぁぁぁぁぁーっ!!!!」

 子供のころに見たあの二刀。見るものを魅了し、二刀の理を体現し、華麗に舞う。
 立合う相手を自らの運動世界の中に引き込んでしまうような、二刀の醍醐味。
 自由自在の片手刀法。圧倒的な打突力。

継承されていた二刀流、そして片手刀法


その時、深夜2時をまわっていました。

「二刀の理の継承は断絶していなかった。ここに入門しよう。これで本物の二刀が基本から学べる!」
  
 翌朝、妻が言いました。
 「あんた昨日の夜は、ずいぶん大きな声で寝言を言ってたね。『これだぁー』って」
  
 


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