今日の昼過ぎ、突然入ってきたニュース
「競泳女子の池江璃花子がツイッターで白血病を告白」
一瞬、自分の目を疑った。
「あの池江璃花子が……」「白血病……」「オレと同じ病気……」
かわいそうすぎます。
私は52歳で白血病になりました。池江さんは18歳ですか…。
若い人が白血病になったと聞くたび、胸が締め付けられる思いがします。
白血病は癌です。造血幹細胞が癌になる。ひらたく言えば、全身の骨の中にある骨髄が癌化する病。その骨髄で血液が造られますから、正常な血液が造られなくなる。免疫力が低下する。
最終的には、普通の人なら何でもない空気中の雑菌や指先についたばい菌が、口の中に入っただけで40度以上の高熱が出る。肺炎や敗血症などにかかる。死に至る。
私は入院中に敗血症になるところまでいきました。その時は熱が41度。3日間続きました。「ああ、人間はこうやって死んでいくんだな」と思いましたね。もうそうなると失禁しちゃうんですね。
白血病は治療しなければ、生存率0パーセント。ステージいくつっていう段階はない。発症した時はもう末期なんです。
私は白血病の知識がなかったので、2日後に抗がん剤治療を開始することを医師から告げられた時に、「来週からにしてもらえませんか?」なんてのんきなことを言ってしまった。そしたら、「それでは間に合いません」と言われましたね。
私が入院中、同じ病気の方で、治療の副作用のあまりの苦しさに耐え切れず、治療を中止して退院してしまう方もおりました。胸が痛みます。
池江さんには、これから始まる長期間の治療にしっかり耐えて頑張ってもらいたいです。
『池江さん、夢と目標を忘れず、ガンバレ!!!』
このブログ上部の「急性リンパ性白血病」のページに私の闘病記を投稿しています。今後も加筆・更新してまいりますので、よろしければそちらもご覧いただければと思います。
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