治療していたのはもっと前のように感じる
放射線科は独特の雰囲気 |
あれから1年……。
何か、もっと経っているような……。2,3年ぐらい……。
放射線治療が終了したのは2018(平成30)年の1月です。(治療の様子はこちら)
その後、PET-CT検査、復職、剣道再開、息子の大学受験そして入学など、目まぐるしい日常を過ごしてきたので、治療を受けていたのはもっと前のような気がします。
"目まぐるしい"と言いましたが、一日の"濃度"が濃いとでも言いましょうか、時間を大事にするようになりましたね。
急性リンパ性白血病と診断されてからは、「今日死んでも悔いがないようにしたい」そういう思いがいつもあります。
言わなければならないことを言う。やらなければならないことをやる。プライベートが自然とハードワークになっていると思います。本当はそれではいけないと分かっているんですが……。
性分なんですね。若いころ、親によくこう言われてました。
「そんなに根(こん)を詰めるな」と。
しかし、見方を変えれば"毎日が充実"しています。本当に。
この病気にならなかったら、こういう充実感のある日々を過ごすことはなかったと思います。
もっと不満だらけの毎日でしたね、病気になる以前は。身の回りのあらゆることに、不満を持っていた。しかも、自分で「不満だらけ」と気づいていなかった。命にかかわる病になって初めて分かったんです。
今は、その"不満"がない。感謝しかないんです。何でもない日常が本当にありがたい。
だから、ちょっと頑張っちゃうのかもしれません。
今日の診察の結果は「異常なし」。経過は通常よりも良いそうです。
今日は、妻も仕事が休みで家にいるので、何か美味しいものを買って帰ります。