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2019年4月4日木曜日

リバ剣の準備 その8 いよいよ剣道再開へ

自分で出来る準備(稽古)はすべてやった


「道場デビュー」の日も決定


 2009(平成21)年の暮れ。

 「もうそろそろ道場で稽古がしたい」

 そういう思いが募り始めました。
 基礎体力作り、足さばき、素振り、打ち込み、それを独りで毎日3時間以上やった。(その様子は、「リバ剣の準備 その3」をご覧ください)
 そして防具も購入した。

 リバ剣を決意してから“道場デビュー”は2カ月後と決めて、自分で出来ることをすべてやったつもりです。
 しかし、この“我流”での稽古法は、後に大きく修正しなければならなくなるのですが……。

 2カ月前に注文した防具が出来上がったと、武道具店から連絡がきた。
 待ち遠しかったですね。30年ぶりに自分の防具を手にするわけですから。
 
 剣道具店に取りに行って、自宅に帰ってすぐに着装の練習をしてみる。
 
 「オレ、本当に剣道をやるんだな」

 今さらながら、感慨深くそう思った。何か気恥ずかしいような、緊張感もグッと増してきた。

着装の練習


 まずは、道着と袴。
 道着に袖を通した瞬間香る藍染めの香り。「青春」がよみがえったような気持ちになった。この年になって、こんな気分を味わうなんて思ってもみませんでした。

 袴をつけた。
 指がつりました。笑

 袴の紐を結ぶだけで、どっと汗が出た。考えてみれば、普段、紐を結ぶことなんてあまりない。しかも太くて硬い綿袴の紐。
 剣道の着装には紐を結ぶ作業はまだまだある。稽古以前に慣れなければいけないことが出てきた。
 鏡を見て驚いた。道着、袴姿の自分のシルエット。記憶にある自分の剣道着姿ではない。突き出たお腹。これはいったい誰だ。笑

 次に、垂と胴。
 垂には、息子と妻が所属している地元道場の名称が入った「垂ネーム」がつけてある。垂の紐は、綿袴の紐より硬い。また指がつった。泣
 胴は、紐の結び方がちょっと違うので、思い出すまで手間取りましたが、無事に結べた。

 そして、面と小手
 面は、剣道具店で試着して、オーダーした通りサイズがぴったりだったことは確認済。
 頭に手ぬぐいを巻いて、面をかぶったまではよかったが、両手が頭の後ろにいかない。
五十肩ですから。笑
 何とか手を頭の後ろに持っていって面紐を結んだ。
 小手も、紐の締め具合は剣道具店で調整済。

二刀用竹刀の大刀と小刀を製作


 二刀で使用する竹刀にも、全日本剣道連盟が定める規定があります。(全剣連HP参照)
 二刀用竹刀の大小は既製品もありますが、自分の使う竹刀には思い入れがありますので、自作しました。
 
 3.9の竹刀を6本買い、そのうち3本は二刀の大刀として規定に合わせて加工し、2本は小刀として規定に合うように加工、1本はそのまま一刀用として使用するため加工なし。

 二刀用大刀2本、小刀2本、3.9(一刀用)1本を竹刀袋に入れた。

 子供のころに思い描いた夢への挑戦が始まる。45歳になって。
 決して遅くない。間に合ってよかったと思ってる。

 “道場デビュー”は年明け早々にしようと決めた。