テストタイトル

2019年5月30日木曜日

平成25年市川市民剣道大会 部門別連覇、総合3位

出場者300名の個人戦、総合の決勝トーナメント進出


部門別は連覇


 2013(平成25)年10月。出身地である市川市の市民剣道大会個人戦に出場しました。

 前年に、33年ぶりにこの大会に出場し、「三段以下45歳以上の部」で優勝しています。(その様子はこちら
 この年も、同じ部門に出場。四段に昇段してしまえば出場できない部門ですから、しっかり勝っておきたいところです。

 この部門に出場する方は、大人になってから剣道を始めた方か、学生以来のブランクがあって再開したばかりの方。こういう方々が、何かのきっかけで剣を執り、稽古を積んで試合に出てくる。
 年のせいでしょうか、そういう姿を見ていると涙があふれそうになってくるんです。私もリバ剣組なんですけどね。
 人間て素晴らしいなって。いくつになっても何かを学ぼうとチャレンジするんですね。

 他に楽しんでできるスポーツはたくさんあると思うんですけど、なにも剣道なんてつらい稽古をしなければならないものを選ばなくていいんじゃないかなって。それでもみんな剣道が好きで、こうして試合にも出てくるんですね。
 特に、大人になってから剣道を始めた方には敬意を持ちます。試合で一勝をあげることはなかなか難しいかもしれませんが、あきらめないでほしい。いつもそういう気持ちになります。

 前年に続いてこの年も「三段以下45歳以上の部」で優勝しました。
 この年は、新たにリバ剣した方が数名参加されて、出場者の顔ぶれもだいぶ変わっていました。その中には、強豪校出身の方もおり、白熱した試合が多かったですね。
 なんとか、総合の決勝トーナメントに駒を進めることができました。

市川市剣道選手権


 個人戦出場者約300名。市民大会にしては規模が大きいと思います。
 9部門の優勝者が総合の決勝トーナメントで争う市川市剣道選手権。

 9部門それぞれの優勝者を見て、驚きです。私以外は、市や県の現役代表選手か元代表選手。ただのリバ剣おやじなんて私だけです。笑

 前年の大会の時もそうだったんでしょうけど、周りを見る余裕がありませんでしたから、分かってませんでした。
 ちょっと、大変なところへ出てきちゃったなと思いながら、組み合わせの抽選に臨みました。

 前年は、一番最後にくじを引いて、最強部門のひとつ「四、五段40歳未満の部」の覇者との対戦になってしまった。なので、この年は一番最初にくじを引いた。
 抽選の結果、一回戦のお相手は「壮年女子の部」の優勝者に決まりました。

 ちょっと違う緊張感が走りました。
 「300人が見てる前で女性に負けたらどうしよう」って。
 実際に前年は七段の男性が女性に負けているのです。私のお相手は、毎年このトーナメントに進出している方。気が抜けません。

一回戦


 試合開始。蹲踞の姿勢から「はじめ」の号令で立ち上がり、上下太刀(二刀の代表的な構え、上段の構えの一種)に構えた。
 お相手の女性は一刀中段の構え。
 「打突部位がガラ空きだな」
 すぐにそう思いました。

 「構え」というのは不思議なもので、正しく構えていても打突部位がガラ空きな人と、まったく打つ隙の無い人がいるんですね。
 お相手は二刀者相手にどうしたらいいか分からないようで、不安な気持ちが構えに表れている。ちょっとかわいそうになってしまいましたが、勝負ですから仕方ありません。
 お相手が居ついているところを「面」で二本。準決勝進出を決めました。

準決勝


 次のお相手は「四、五段40歳未満の部」の優勝者。20代で五段の方。現役の市の代表選手です。
 しかし、二刀との対戦は初めてと見えて、やりずらそうにしてました。
 この方は身長が180cm以上ありましたから、私もやりずらかったんですけどね。
 試合は、延長戦に入りました。

 現役選手はやはり違いますね。やりずらそうにしてても、数分の間に私の隙を見つけるんですね、ちゃんと。
 最後は「引き胴」で負けた。まったく同じ展開、以前にもありました。(その試合はこちら
 お相手は、この後の決勝でも勝利し、市川市剣道選手権の覇者になりました。

 現役世代との対戦まではこぎつけられるようになりましたが、壁は厚いですねぇ。


 リバ剣して、4年になろうとしていたころ、49歳の時のことです。


追記

 大会中、二人の方が私のところに挨拶にみえた。
 一人は、私と同年代の方。もう一人は、20代の方です。
 お二人とも、左手に竹刀の大小を提げて。

 前年のこの大会で、二刀で戦う私の姿を見て、二刀を始めたそうなんです。
 ちょっとびっくりしてしまいました。

 私の目標は、どんな大会でも優勝することですが、最終的な目標は、私の二刀流を見た子供たちが、興奮して眠れなくなるような二刀流をやること。私がそうだったように。(その様子はこちら

 まずは、大人二人を眠れなくしたみたいです。笑