大好きなはずの試合が楽しくない
極度の眠気とだるさ
2017(平成29)年1月。第16回剣正会オープン剣道大会に出場させて頂きました。
この大会は、この3年前に初めて参加させて頂き、その時団体戦で3位に入賞しています。(その模様はこちら)
この時も3位になった時と同じメンバーでチームを作って参戦。
当日は、一番に会場入りして準備する気合の入れようでした。
しかし、気持ちとは裏腹に体調が今一つ。
思えば半年ほど前から、極度の眠気が続いている。最近は体がだるく疲れが取れない感じ。
これから試合だというのに、ワクワクしない。
開会式が始まったころには、「一回戦で負けて、早く家に帰りたい」なんて考えるようになっていました。
予選リーグ敗退
3人制の団体戦で、私は大将。前二人は同じ道場の若手。予選リーグが始まりました。
なぜか不運は重なるもので、この日はポイントゲッターの先鋒が、絶不調で負けが先行。
中堅はウオーミングアップ中に、右足の甲を痛めて試合にならない。(後の診察で、骨折と診断)
私も元気がなく、引き分けが精いっぱい。
あっけなく予選敗退しました。
「ああ、よかった」
この時の私の正直な気持ちです。
負けてよかったなんて、私が思うこと自体、体に異変がある証拠。
しかし、この時はそれに気づけなかった。ただの風邪だと思ってしまった。
午後からの個人戦はキャンセルして、駐車場に止めた車の中で休みながら、若手の試合が終わるのを待つことにしました。
結局、昼食も取らずに大会終了までそこで爆睡。チームの若手に起こされて帰宅しましたが、その後、この体調不良は決定的なものになりました。
自分の人生で、こんなことに直面することになるとは。
予想なんかできませんよね。
リバ剣して7年。52歳の冬のことです。
急性リンパ性白血病と診断される経緯、入院、治療の記述はこちらから。